軟口蓋過長症

軟口蓋過長症

短頭種(フレンチブルドッグ、パグなど)の犬種に多く、喉奥にある軟口蓋が長く分厚くなり呼吸が妨げられる呼吸器系の疾患です。

軟口蓋過長症

安静時でも開口呼吸を示し、ガーガーというようないびき音が聴こえ、食事の飲み込み時でも気道が塞がれるため嚥下障害、誤嚥が頻発になります。
また呼吸困難により、チアノーゼ、体温上昇を引き起こすこともあり、夏場では熱中症の危険性もあります。
軟口蓋過長症は、先天性疾患であるため、外科的手術により過長した軟口蓋を切除するという方法が推奨されます。

軟口蓋過長症

術後は、最低1日の入院が必要ですが、食事もすぐにできるようになり基本的には予後は良好です。
ただし、老齢犬では手術に伴う合併症が起こる可能性があるため注意が必要です。

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